遊牧民と古代文明

研究者:足立 拓朗(代表・形態文化資源学部門-教授)
          藤井 純夫 (形態文化資源学部門-教授)
          上杉 彰紀 (形態文化資源学部門-客員准教授)
          徳永 里砂 (形態文化資源学部門-客員准教授)
          安倍 雅史 (東京文化財研究所-客研究員)
目 的:古代文明の生成を考える上で、周辺の遊牧民との関係は様々に議論されてきた。本課題ユニットの目的は、世界の様々な地域で古代文明を研究している考古学者の最新の知見から、古代文明とその周辺の遊牧文化がどのように相互に関連してきたのかを比較考古学的に検討することにある。まず、西アジア各地の遊牧民文化とメソポタミア文明の関係、そして中央アジアやインドなどの遊牧文化とインダス文明の関係について地域研究を進める。最終的には新大陸の遊牧民文化や古代文明を視野に入れて、農耕民・都市民との関係、長距離交易、遊牧民の葬制などを軸に比較考古学的な議論を行い、遊牧と古代文明の関係について新たな視点を関連学界に提供する。

概 要:研究期間は3年間である。毎年、センター教員、学外共同研究者、センター客員研究員、大学院生を主な参加者とするシンポジウムを都内で開催する。開催場所は早稲田大学、東京文化財研究所を予定している。
最初の2年間は各研究者の地域研究の把握に重点を置き、最終年度に比較考古学的な検証作業を行う。初年度は、シリアやアラビア半島などの遊牧民文化とメソポタミア文明の関係についてシンポジウムを実施する。文末に記した分担を発表した後、足立の司会により討論会を実施する。次年度は中央アジアやイラン、インドなどの遊牧文化とインダス文明の関係 についてシンポジウムを開催する予定である。
最終年度は新大陸の遊牧民文化や古代文明を視野に入れて、これまでの地域研究の成果をふまえながら、農耕民・都市民との関係、長距離交易、遊牧民の葬制などを軸に比較考古学的な議論を行い、遊牧と古代文明の関係について新たな視点を関連学界に提供する。
各シンポジウムの成果は、討論会の議論をまとめる形式で英語論文として、センターの欧文web雑誌に投稿する。また、各研究者の発表もできるだけ英語論文でセンターの欧文web雑誌に投稿する。