2021年2月7日:金沢大学新学術創成研究機構シンポジウム「文化遺産を見つけ、育て、生業とする」(共催:国際文化資源学研究センター)開催のお知らせ

日  時: 2021年2月7日(日)、13:30~16:30(開場13:15)
開催方式: ハイブリッド(オンサイト・オンライン)の予定
対  象: 金沢大学の学生および大学関係者
※コロナ禍を踏まえ学生および大学関係者のみの参加とさせて頂きます。
申  込: 事前申込制
下記の連絡先まで、所属先を明記の上、メールをお送りください。追ってURLをお送りいたします。
・連絡先:谷川(tryuichi☆staff.kanazawa-u.ac.jp)
 *☆→@に変更お願いいたします。
参加費 : 無料
言  語: 日本語
主  催: 金沢大学新学術創成研究機構
共  催: 国際文化資源学研究センター
  

『文化遺産を見つけ、育て、生業とする』

(pdf)



プログラム

【金沢大学学内限定シンポジウム】文化遺産を見つけ、育て、生業とする
――「我々の実際の生活が魂を下してゐる限り、これが美しくなくて、何であろうか(坂口安吾)」――

 文化遺産といえば私たちはモノをまず思い浮かべてしまう。しかしそもそも多くのモノは、それを育み、使い、生活の実質をそれで形作っている人々とともにあったはずだ。そしてそれらは過去のものではなく、不断に生み出され続けている。建築家B.タウトは「日本文化私観」で桂離宮を始めとする美しい日本の伝統文化をモノに見たが、小説家・坂口安吾は第二次大戦の戦禍のなかでタウトに反駁する。「我々の実際の生活が魂を下してゐる限り、これが美しくなくて、何であろうか」(※)。つまり、文化とはモノではなく、生活が魂を下ろすところにこそある、というわけだ。その安吾の言葉は、文化遺産を議論する今日の風潮に対しても今なお有効だ。文化を眺めるとき、私たちはそこにある魂と向き合っているだろうか。文化遺産を残そうとする意志を持つことも大切だが、コロナ禍のなかでこそ仕切り直して考えたいのは、その意志自体が湧いてくる、その美しい現場である。今年のシンポジウムは金沢大学の学生および関係者にオーディエンスを絞ることとし、モノやコトに魂を吹き込んで生きる地域の人々の活動紹介を通じて、文化遺産をめぐる仕事の広がりや社会を切り開く可能性を共に考えてみたい。
(※ 坂口安吾「日本文化私観」『坂口安吾全集』第03巻、筑摩書房、1999年(初出は1942年))


1. はじめに
  機構長挨拶
中村慎一(新学術創成研究機構・機構長)
2. 趣旨説明河合望(新学術創成研究機構・教授)・谷川竜一(同・准教授)
3. 発表 
①荒物に文化がやどる瞬間―東北の織物“しな布”が工芸品になるまで
 荒井恵梨子(金沢大学大学院博士後期課程)
②職人文化人類学事始め―研究から実践へ
 ワタナベ ユカリ(株式会社 仕立屋と職人 代表取締役)
③文化の「遺産化」にどう抗うか? ―「内灘闘争―風と砂の記憶―」展をめぐって
 稲垣健志(金沢美術工芸大学 准教授)
④役割の組み合わせから新たな価値を創造する
 石原ゆり奈(特定非営利活動法人 Support for Woman's Happiness 代表)
4.ディスカッション
①全体コメント
 石村智(東京文化財研究所 無形文化遺産部)
②ディスカッション
5.まとめ河合望・谷川竜一

<注意事項>
*オンライン参加者につきましては、Zoomへの接続や機器・ソフトウェアの使用に関するお問い合わせには対応できかねますので、初めてZoomを利用される方は、事前にご自身で接続テストを行っていただくことをお勧めいたします。
(テストミーティングに参加するには:https://support.zoom.us/hc/ja/articles/115002262083)
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